重点継続課題
労働・社会政策
インターネット投票および電子投票の実現
不正防止を大前提に、投票率向上などに向けたインターネット投票や電子投票の仕組みづくりを実現する。
<背景説明>
投票率の向上や効率的で利便性の高い投票の仕組みづくりのため、有権者のスマートフォン等の電子機器から投票を行うインターネット投票や投票所で電子的な投票機器を用いて行う電子投票の実現に向けて、不正防止を大前提に検討を行なう必要がある。
インターネット投票においては、2020年2月にマイナンバーカードのICチップを専用のカードリーダーで読み取り、本人確認を行うなどの実証実験を総務省が行い、プロトタイプを用いた実証実験によりインターネット投票が可能であることを検証した。一方、インターネット投票と紙の投票による二重投票の防止や開票結果の正当性を担保するための運用等について引き続き検討が必要であるとの報告をまとめている。
今後、都道府県の選挙管理委員会と連携を取りながらさらなる実証実験を進め、不正防止策の有効性、投票の秘密、二重投票の防止、サイバー攻撃への対策、投票が集中した際にシステムダウンを防ぐ仕組みなどの課題を解決しながら早期の実現をめざすことが必要である。